AM 10:00 パンダナス籠・ストーリーボード・ココナッツオイル製作
PM 13:00 国立博物館
PM 14:00 近郊散策
1月10日パラオ滞在最終日の日程は、伝統工芸品の製作体験とコロール島市街地の散策でした。
パンダナスの葉で籠を作ったり、パラオの伝説を板に彫るストーリーボードを作ったり、ヤシの実を割ってココナッツオイルを作ったりと、職人の皆さんに教わりながら研修生は思い思いの製作に取り組みました。
ここにも地元テレビ局の取材が入り、男性リーダーの宮林君と女性リーダーの越前さんが英語で取材に応えることになったのですが、直前まで岸田添乗員からセリフの特訓を受け、二人は立派に英語で取材に応え、その様子は後日パラオのテレビで放映されました。
パンダナス工芸を教えてくれたおばあちゃんは流暢な日本語を話し、尋ねてみるとやはり戦時中に小学校で日本語を学んだとのことでした。当時のことを色々と教えて下さいましたが、そこには日本人への愛着のようなものを感じました。「普段もっと日本語を話したいと思っている。歳をとり最近は日本語を話せる友達が少なくなった。話さないと忘れてしまう。今日はみんなと日本語で話ができて嬉しい。」と話して下さいました。
この日の午後、研修生はお土産の買い物を兼ねて市街地を散策しましたが、コロール小学校付近を歩いていた時、大きな声で研修生の名前を呼びながら走って来る小学生が何人かいました。なんと前日の朝にお別れしたホストファミリーの子ども達でした。思いがけない再会に抱き合って涙する研修生もいました。
夜になっても、お別れを言うためにホテルを訪ねて来るホストファミリーが後を絶ちませんでした。短いホームステイでしたが、本当に深い交流が出来たのだと思います。